鮒ずしとチーズと日本酒とワインの四角関係(クロスオーバー) by.yume
2014.03.25
鮒ずしとチーズと日本酒とワインの四角関係(クロスオーバー)
-大津百町古くて新しい大津のまち歩き7選-
「まち歩き7選」ですが、実は女性限定の 「プラス1 番外編」というものがありました♪
3月19日水曜日、11時~14時。
日本酒とワイン? 平日のお昼からアルコールなんて、こんな幸せな事はありません。
浜大津駅集合。
㈱まちづくり大津の事務所がある旧大津公会堂の傍らを通って出発!
まずは、お店訪問。
丸屋町にある「平井酒造」さんです。
創業万治元年(1658年)、350年余の歴史をもち、銘柄「浅茅生(あさぢを)」は、後水尾天皇皇子聖護院宮道寛親王より当家に賜った和歌の枕詞より命名されています。
お酒のいい香りのするお部屋でのご当主さんからの説明は、みなさん真剣に耳を傾けます。
東海道と北国海道の合流地点の札の辻から2~3分の所にあるのは「元祖阪本屋」さん
明治2年に鮒ずしの製造・販売を専門に行うお店として開業されました。
御当主のお話。
一時はブラックバス等の外来魚の影響もあり、ニゴロブナの漁獲量が減り、大変だったそうですが、近年は徐々に戻りつつあるそうです。
お店には、鮒寿司や湖魚がずらりと並んでいますが、こんなものもありました。
庶民の私達には、こんなものでも鮒寿司気分になれて嬉しいものです(笑)
そしていよいよ今日のメイン会場の「アケミ」さん
菱屋町商店街からほんの数メートル北へ歩いた所にあります。
カウンターだけの、長細いお店。それだけにシェフとの距離が近い、お客さん同士の距離も近い。。
チーズを花びら形に切る、チーズジロールの動きが面白い。
グラスの中には綺麗な液体。
色の濃い方は ワイン。ブドウの一品種であるシャルドネを原料とした白ワインで辛口で酸味が際立っています。
色の薄い方は、先ほど見学してきた平井酒造さんの「浅芽生」今年の純米生原酒です。
オードブルが運ばれて来ました。
鮒寿司の御飯、リンゴ、チーズ等をペースト状にしてパンに塗り、オープンで焼き上げたカナッペ。
なんともいえない、まろやかなお味がカリカリとしたパンに染込んでいます。。
チーズ三種。
左から コンテ (フランス)
テペドモアンヌ(スイス)
フェタ(スペイン)の吟醸粕漬。
鮒寿司と御飯。
「平井酒造さんの浅芽生と阪本屋さんの鮒寿司は、絶対に合います、王道です」と野村オーナーシェフさんのお勧め。
さて、その後はどう頂きましょうか。
ここで 四角関係=クロスオーバー
日本酒とチーズ、鮒寿司、カナッペ。 ワインとカナッペ、鮒寿司。。。
少しずつ、味わいながら、そのハーモニーを感じましょう。
それぞれの舌と、感性におまかせ。 それぞれの大人のお楽しみタイム。
ほうら、浅芽生の熱燗も運ばれて来ましたよ。
阪本屋さんからの差し入れの「鮎寿司」
鮒寿司よりも、癖がなく魚らしさがありました。
こちらは琥珀色「貴腐ワイン」
ある一定の条件を満たすカビにより、素晴らしい香りと甘美な風味の最高級甘口ワインが出来ます。
まるで蜂蜜のようなとろりとした甘さ。。
これが塩味の強い、ゴルゴンゾーラチーズとの相性がいいんです。
みなさん、シェフとのお話に花が咲きます。
お洒落な酔いの時間が流れます。。
アルコールとお料理を楽しむのは「ほろ酔い」状態が一番いいんだそうですよ。
こういうお店ってお値段は? 一人では入りにくいのでは?
なんて思いますが、「月曜ワインクラブ」は誰でもふらっとお邪魔できます。
お家の食卓とレストランのメニューが混在しているような、なんとも不思議な黒板メニューにも安心してしまいます。
これこそ「クロスオーバー」?
野村オーナーシェフに、チーズやワインのお話をしてもらうのもいいし。。
カウンターの隅で物思いにふけりながら飲むのもいいし、
お友達とワイワイがやがやもいいし。。
それぞれがそれぞれの形で気軽に楽しめる場所です。
昭和32年お父様の代に洋食屋さんとしてオープンしたお店は、現在は野村シェフがお母様と一緒に頑張っておられます。
平井酒造さん 阪本屋さん、アケミさん。
大津百町には、こんな素敵なお店が今もあります。
良かったら、私のブログにも遊びに来てくださいね♪
http://michiyo0520.blog20.fc2.com/
過去に「アケミ」について書いた記事です
http://michiyo0520.blog20.fc2.com/blog-entry-937.html
関連してこの方も書いて下さっています
http://guwaguwa58.exblog.jp/6444184/