大津まちあるきシリーズ『伏見・京街道から追分・大谷 旧東海道を歩く』 by.yume
2015.11.04
秋晴れの日曜日
大津まちあるきシリーズ 『伏見・京街道から追分・大谷 旧東海道を歩く』 に参加しました。
京津線に乗って京都へ行くのが年に何回かの大イベントだった子供の頃、大谷駅辺りの道路沿いに見えていた、ちょっと風情のある建物。
きっと、意識しては見ていなかったでしょうが、数年前ブログで、おいしい精進料理を食べさせてくるお寺として紹介されていて気になった「月心寺」
あの建物ってお寺だったんだぁ。。
走井の井戸があり、綺麗なお庭があるという事でしたが、一般人が容易に入れるような場所でなく諦めていました。
それから数年後、京阪電車の廃線跡ウォーキングで前を通りかかったときには、人の気配が感じられず、どうされたのかな?と気になっていました。
今回、「大津まちあるき」の案内を見た時、「月心寺」がコースに入っていて、迷わず参加を決めました。
旧東海道沿にある「月心寺」
街道として栄えていた時代には、走井の井戸水を使って作ったお餅を食べさせてくれる茶店だったそうです。
時が流れ、汽車が走り始め、東海道の往来が次第になくなり、茶店は寂れていったのでした。
丁度その頃、日本画家 橋本関雪がこの地を訪れ、別荘にと購入。
関雪夫妻の死後は、天竜寺より老師を迎え「瑞米山月心寺」として開山されました。
まちあるき で実際に歩いたコースとは逆になりますが、茶店だった頃の順路で月心寺を紹介しましょう。
こちらは、本堂です。
薬師如来堂は改修中です。
茶店への道は緑の木立に包まれてとてもいい雰囲気です。
こちらが、茶店だった所。高台にあり街道の賑わいを感じながら お茶を飲むと、旅の疲れも自然に癒せたのでしょう。
そして、今も 走るように水が湧き出ています。
今回の大津まちあるきシリーズのテーマは「伏見・京街道から追分・大谷 旧東海道を歩く」
集合は 京阪電車京津線追分駅、そこから歩いて1~2分のところが、まさしく「追分」 京街道と東海道の分岐点です。
旧東海道沿にある閑栖寺
閑栖寺さんには、車石の敷かれた道路の復元がありました。
峠道であった、このあたりは難所であった故荷物を運ぶ牛車のために両輪の幅に合わせて2列に石を敷いたもので、車輪の通る部分が擦り減ったものが、街道沿いの随所に残されています。
旧東海道に、今は国道1号線。京阪電車京津線。名神高速道路。
なんとも風情がなくなってしまったなぁ。。と 思ってしまいますが、今も昔も重要な道路である事は、その歴史の重さを物語っています
お昼は、旧東海道沿の うなぎ料理のお店にて。
車石を見て、茶店を見て、うなぎのお店でおいしいお昼御飯を食べて。
タイムスリップして、東海道を歩いた気分になった、秋のひとときでした。
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