大津百町を通る北国海道【2】 by.yume
2013.08.06
8月になりました。
大津の各地では週末を中心に様々なイベントや花火大会が開催されていて、「暑い、暑い」なんて言ってられません。
元気良く大津を楽しみましょ。
さて 北国海道の続きです。
京阪電車京津線沿にある、札の辻起点から日赤の前を通って 疎水にかかる「北国橋」までやってきました。
道路はすっかり広く変わり、橋を渡った正面も大きく開かれていてこのまま真っ直ぐ行くと西大津イオンまで行けます。
昭和44年までは、正面は江若鉄道の「三井寺下駅」でした。
なるほど、街道正面、三井寺仁王門への参道間近となれば「三井寺下駅」という名称も、いまさら納得です。
北国海道は三井寺仁王門参道の大門通へと右折します。
街道、参道の名残でしょう、道幅は狭いのですが、路線バスや車の往来が激しく歩くのにはちよっと気を使います。
しばらく歩くと「伊庭善」というお店。今でいうコンビにのようなお店で何でも揃い重宝させて貰っていました。
伊庭善の角にあったのが 江若鉄道の踏切。
踏切番のおじさんが手動で遮断機を上げ下ろしして赤い旗、白い旗を振っていたのはついこの間の気がするけどもう、45年以上も昔の事になりました。。。
ここで左折。しばらくは交通量が多く、道の端っこを小さくなって歩かないといけませんが、やがて静かな町並へと変化します。
昭和30年代は、酒屋さん、牛乳屋さん、お米屋さん、散髪屋さん、卵屋さん、お豆腐屋さん、お菓子屋さん、うどん屋さん、文房具屋さん、新聞屋さん、洗張屋さん、お醤油屋さん(すべて当時両親が呼んでいた店名です) などが並び、日常の買い物はここで出来てしまうくらいに沢山のお店がありました。
氏神さんのお祭りの時には、このあたりにずらりと出店が並んでいたので、ちょっとした中心地だったのかもしれません。
現在は残念ながら閉店してしまっているお店が多いのですが、そのまま真っ直ぐ進むと、街道の面影を感じさせるカーブと旧家を感じる事が出来ます。
熊野川を渡るとさらに、玄関に障子戸があるお宅があり、あらぁ。。大津にもまだこんなところがあったんや。。と。。 ほっとします。
人通りの少ない落ち着いた町並みを真っ直ぐ進めば左手に皇子山中学正門。
その先、国道161号線に合流。北国海道はほぼ国道に沿って敦賀へと通じるようです。
どうでしょ。長等学区をこんな風に北国海道が通っています。
なにげなく、通っていた道が歴史ある街道だと知ると、嬉しくなりません?
涼しくなったら 大津百町にお住まいの方も、県外のお方は三井寺参拝の帰りにでもちょっとふらっと歩いてみてはいかがでしょう?
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