長等神社綱打祭 龍蛇焼き by.yume
2014.01.24
1月16日
おやおや? なんだか尻尾がぺちゃんこになってます。 それもそのはず 「わらの尾を踏むことで、蛇に災厄を託し、払うとされる」・・・
親子連れも、元気よく踏み踏み。。
それぞれが、力合わせ、こうだ、ああだと声を掛け合いながら蛇を作っていらした一昨日とは違い
ちょっと厳かな雰囲気が漂っています。
まずはお祓い。
拝殿に置かれた蛇の頭が、氏子さんによって運び出されます。
神主さんにより点火。
あー なんだか、蛇さんも情けない顔になってしまって。。。
舌だけが頑張り続け、 「もうだめ~」なんて表情に見えます。。
続いて、お正月の間、長等神社を飾っていた門松も次々と燃やされていきます。
あっ。。焼き芋の準備が。。。
でもでも。。見物だけをしている私が物欲しそうに待っているのもみっともないと(笑)
煙のあがる長等神社を後にしました。
大津百町 歴史ある長等神社に今も伝承され続けている「綱打ち神事」があるのは誇らしいことです。
いいものを見せて頂きました。
こちらは、1月14日 三井寺駅の近くで撮りました。
知合いのブロガーさんによると、1月5日に作っておられたそうで 三尾神社の「蛇打ち神事」のものだという事です。
先日の記事でも出てきました昭和57年発行の「長等のあゆみ」には、こう、記されています。
「三尾神社の蛇打ち 約30束の藁をもらいて長さ18メートルほどの蛇を作り、三尾神社へ運んで鳥居横に木枠を組み立て、高さ数メートルの所へ藁蛇をかざりつける。胴の中央には榊の御幣をつけ、眼には蜜柑がもちいられる。この蛇は三本に分かれているのが特徴である。 藁蛇は15日早朝、焼かれる。」
14日に三尾神社まで足を伸ばさなかった事が悔やまれますが、恐らく三尾神社の鳥居に飾りつけられていたものが、
この場所に変わったか、分所であるかなのでしょう。
来年は、三尾神社について調べてみようと思います。
また、尾花川町でも良く似た行事があるようです。
「尾花川の蛇まつり」
正月13日 氏子(早尾神社)の大人達が中心となって藁の蛇つくりが行われ、有志の家に安置される。
14日晩 子供達(中学校二年生以下の男子)が、蛇をかつぎ奉遷の勧進に町内の各戸をまわる。
翌日(15日)早朝5時頃、近くの田で蛇の頭を氏神の方へ向けて焼かれる。
長等神社、三尾神社、尾花川町の行事とのどれもが、発行された昭和57年には現在形だったようですが、全く知りませんでした。
長等学区で生まれ育っていた父からも聞いた事がなかったのは、その頃にはとりわけ珍しい行事ではなかったからなのでしょうか。
尾花川町は、隣の町だったのに、不思議ですし、少子化の今も続いているのかどうか、気になります。
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