All posts by machidukuriotsuways

まちなかの自然派草木型染展 by.yume

2014.05.19

 

こちらの、まちづくり大津のHPでも紹介されていました、染色イラストレータの福井美知子さんの

「まちなかの自然派草木型染展」→ http://www.machidukuri-otsu.jp/event/?p=1390

 

土曜の夕方にでもお邪魔しようと思っていたのですが、大津百町館のFacebookを見ていると、連日の大盛況でチャリティー作品もどんどん少なくなっていっているという事で、慌てて開催三日めの金曜の朝にお邪魔しました。

kusaki_1

kusaki_2

 

柔らかな風合いの麻に、優しい草木の色が染め出され、風薫る爽やかな五月にぴったり。

朝早くから、次々とお客さんが訪れ、作品に手を触れてみたり、説明を聞いたりされていました。

kusaki_3

kusaki_4

kusaki_5

kusaki_6

 

旧文泉堂書店の店舗部分だけでは展示しきれずに、奥のお部屋にも展示。

100年以上も前の町家は使い込まれた畳、障子があり、その中での草木染型作品は似合いすぎていました。

kusaki_7

kusaki_8

 

麻の袋に入った小さなうちわはこれからの季節、バッグに入れて持ち歩くのにいいのですが、残念ながら売約済み。

1000点以上もの作品があったのに、次々に売れてしまったそうです。

 

多くの市民活動に携わり、リーダーシップ的役割で精力的に動いておられる福井さん。

こんな事もされているなんてその多才ぶりに敬服です。

kusaki_9

 

収益は全額大津市社会福祉協議会やNPOなどに寄付される予定です。

 

良かったら、私のブログにも遊びに来てくださいね♪

http://michiyo0520.blog20.fc2.com/

大津のお花見さんぽ by.mocchi

2014.04.28

こんにちは!

大津生まれ大津育ち、ボランティアライターのmocchiです。

13回目の投稿です。

 

————————————————————————–

 

春ですね~♪

今年も大津で、大好きなお花見さんぽに出かけました。

 

まずはずせないのが琵琶湖疏水。

Yumeさんも綺麗な写真を載せてはりましたが、この桜並木と疏水の共演は壮観!

奥の三井寺の景色と相まって見応えがあります。

20140425_1_sosui

 

両側の柵にも桜!

20140425_2_saku

 

そして真っ赤な楼門が美しい長等神社。

20140425_3_nagarajinjya

 

立派な垂れ桜があります。

20140425_4_shidarezakura

 

日赤病院前の垂れ桜も、密かに綺麗でした。

20140425_5_nisseki1

20140425_6_nisseki2

 

ピクニックには、ベンチや芝生スペースのある長等公園がおすすめ。

20140425_7_nagarakouen1

 

毎年見ていても、毎年嬉しくなる桜の季節。

これからは新緑が気持ちの良い季節になります。

長等公園は新緑もとってもキレイです。

20140425_8_nagarakouen2

20140425_9_nagarakouen3

 

ぽかぽか陽気に誘われて、大津を散策しにでかけてみませんか。

20140425_10_biewakogan

 

————————————————————————–

 

こちらのブログでも、大津のことや、日々の暮らしのことをゆるゆると綴っています。

よろしければご覧ください♪

 

『はるひなた ~haruhinata~』

 

mocchiでした!

 

情報交流サロンできました!

2014.04.23

 

この春、旧大津公会堂に “情報交流サロン” が出来ました!

 

attachment00

 

どなたでもご自由にお入りいただけます。

2階に上がってすぐ、エレベーターホール前のお部屋です。

 

attachment01

 

入口には自動販売機♪

 

お客様からのご要望が多かったものの諸事情によりなかなか設置が難しかったのですが、

大津祭のちま吉くん自動販売機ということで導入に成功!

 

(ちま吉くん自動販売機と言えば mocchiブログ♪ → ***

 

attachment02

 

大津市の観光案内などのパンフレットラックも増設。

どんどん持って帰って下さい。

 

attachment03

 

本もたくさん。

目指せ、旧大津公会堂図書館。

 

attachment04

 

そしてなんとパソコンも設置。

インターネットのみご利用いただけます。

 

attachment00

 

待ち合いに使うもよし、情報収集につかうもよし、まったりするもよし。

みなさん、情報交流サロンを活用してくださいねー!

 

※占有はダメですよ。

 

一番風呂へいらっしゃい by.yume

2014.03.31

 

-大津百町・古くて新しい大津のまち歩き7選-

(最終回)「蝉丸と関寺小町と美人の湯~ 一番風呂へいらっしゃい~」

 

京阪電車浜大津駅から京津線に乗って、京都へ行くのは年に2.3度の大イベントだった幼い頃。

開放的な路面電車部分が、上栄町の駅を過ぎると突然にカーブの多い坂道になり電車は唸り出して、両側に山が迫りいつも薄暗く、再び車窓が広がるのは蹴上の浄水場あたりから。

 

幼心に「京都へ行くのって暗いとこいかなあかんにゃなぁ」と思ったものです。

今思えば、上栄町過ぎたあたりから県境の険しさがあったのです。

そんな場所にも、歴史あるものが存在しています。

 

sento_1

 

まち歩きツアー最終日。空は青く澄み渡り、やっと春らしさが感じられる気持ちのいいお昼下がり。

こんな日はやっぱり、青空の下で集合!!

 

sento_2

sento_3

 

大津駅を出発してすぐ駅脇にあるのが「山吹御前の碑」

山吹御前というのは、平安時代末期に 巴御前とともに木曽義仲の妾とされていた女性ですが、義仲が粟津の戦で鎌倉方と戦って戦死した際には病のため同行できませんでした。

 

その後山吹御前は義仲に会うために粟津へ向かったのですが、この地にあった秋岸寺の境内までたどり着いたところで敵の刃に倒れてしまいました。

山吹御前を弔うためにお地蔵さんが祀られています。

 

sento_4

sento_5

 

再開発がどんどん進む大津駅から西とへ進むうち目に留まるのは、風格のある煉瓦造のトンネル。

大正10年東海道本線の新線通過の際、京阪電車がその上を通るために作られた跨線橋(こせんきょう)です。

煉瓦が、月日の流れを顕著に見せてくれています。

 

sento_6

sento_7

 

暫く、国道を京都方向へと歩いていると、右手に「関蝉丸神社」の石柱。これがまた珍しく 鳥居は線路の向こうにくっつくようにあります。

道路から境内から、車体の一部が流れるように通り過ぎるのを眺めるのも面白いものです。

 

sento_8

sento_9

sento_10

 

琵琶の名手「蝉丸」を祀る神社で 歌舞音曲の神様として知られています。

彼が詠んだ「これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも逢坂の関」という和歌はあまりにも有名です。

 

sento_11

 

今来た道を少し戻ります。

これもまた面白い風景。 線路の向こうに急な階段が続いています。

民家と線路と細い路地がよりそっていて、踏切のカンカンカン。。も心地よく響いています。

 

sento_12

 

階段をまっすぐ登ると右手に見えるのが、大きな大きな灯篭?

いえいえ 灯篭ではありません、牛の供養塔です。

 

sento_13

 

かつてこのあたり一帯には「関寺」と呼ばれる大きな寺院がありましたが天延4年(976)の大地震により大規模な被害を受けました。

 

関寺再興のために、清水寺から遣わされた一頭の牛。

迦葉仏(かしょうぶつ=釈迦の前世)の化身であると言われていたのですが、再興が終わった後、亡くなってしまいました。

その牛の供養のため建立されたのが「牛塔」であると伝えられています。。

それにしても、この大きな塔は迫力です。

 

牛塔のある場所からさらに階段を上がると、関寺の一隅に16世紀頃創建されたと考えられている「長安寺」があり、さらにその奥にあるのが「関寺小町」の供養塔。

 

sento_14

sento_15

sento_16

 

「関寺小町」は関寺を舞台とした能のひとつで、小野小町の老女物。

ガイドの中川さんによると「老いの美」が描かれているそうで、人には歳相応の美があるものだと、ちょっと自分を慰めてみたり。

 

交通量の多い国道脇の、細い道路の、奥の高台にあるため、人目につきにくく大津市民ですら知らない人も多いと思われる「長安寺」ですが、綺麗にお手入れがされていて鬱蒼した境内は自然に囲まれとても落ち着きます。

高層マンションが多くなってしまった大津市内ですが、それもまた時代の変化かと気持ちよく見下ろせます。

 

sento_17

 

長安寺のすぐ近く、国道沿にある「小町湯」

破風のある銭湯はやはりそれだけで歴史を感じます。

店主さんのお話では幕末から営業されているとの事でした。

 

sento_18

sento_19

sento_20

sento_21

sento_22

 

浴室の手前はタイルで一段高くなっていて、脇には洗い場があり、赤ちゃんを着替えさせる台があり、竹の脱衣籠がある。

昭和の時代母に連れられ銭湯通をしていた日々懐かしく蘇りました。

 

sento_23

 

お風呂上りのコーヒー牛乳は絶対飲ませて貰えなかったけれど、今はコーラにスポーツ飲料なんですねえ。

 

さて、これで今回の「まち歩き7選」全行程終了。

最後に表彰されたこの女性。「大津通になるんや~」と元気よく7回参加されました。

 

sento_24

 

お疲れ様でした。

 

大津の中心地として栄えた大津百町は、多くの歴史を持ち、魅力溢れていました。

再開発の波に呑み込まれず、さらにそれをも生かした魅力ある町であり続けて欲しいと思います。

 

~ 一番風呂へいらっしゃい ~

 

sento_25

 

大津の魅力にとっぷり浸かり、疲れをとってくださいね。。

 

 

 

体型に自信のない私は後日、小町湯さんにお邪魔させて頂きました。

総タイル貼、深い湯船。赤と青のカラン。。。

なんといっても、憧れの富士山のタイル画に出会えたのは感激。

お風呂全体に湯気が立ちこめ暖まります。

 

komachiyu

 

「桶は外から持ってくるんですよ」

「そこで着替えると見えますよ(笑)」常連さんが親切に教えてくださいました。

お1人は毎日山科から来ておられるそうです。

「やっばりお風呂はいいですよねぇ~ 1日の疲れが取れるんですよ~ もう夕食の用意はしてきたんですよ~」と色々お話をしてくださいました。

そうですねぇ。銭湯のよさってこれです。

 

大津の銭湯は現在11軒。心も体も暖まる銭湯いつまでも残って欲しいものです。

 

 

 

良かったら、私のブログにも遊びに来てくださいね♪

http://michiyo0520.blog20.fc2.com/